食治 : Food as Cure

世田谷区のベビーシッターと赤ちゃんの講座ベビーポートです。
子育て中のお母さんにオススメしたい本をご紹介していきます。

今回ご紹介する本はこちら𓂃‪𓈒𓏸𓐍

食治 : Food as Cure

子どもの“心と体を育てる”ための食事を、がんばりすぎず、やさしく整えるヒントをくれる一冊です。
食べることは、“愛情”そのもの。
栄養の知識を少し知るだけで、「これでいいんだ」と安心できる時間が増えていきます。
お母さんが笑顔になると、子どもも自然と元気になります。
食事は毎日のことだから、親子の心がふんわりと満たされる--そんな“食の治し方”を一緒に見つけてみませんか。

“自分のせいなのかな?”
“ちゃんと食べさせなきゃ”
“栄養バランス、大丈夫かな”
子どもの成長や食事に悩んでいると、ふとそんなふうに考えてしまうこと、ありませんか?

私もまさにそうでした。

早産で小さく生まれた息子の低身長に悩み、未来のことが心配で仕方なくて…
これでよかったのかな?
なにをしてあげたらいい?
正解が分からず、相談できる場所もなくいつも不安でした。

身長を伸ばすためは、ビタミンDと亜鉛が重要!と知ったのはここ最近のこと。
もっと早く知りたかったなぁというのが本音ですが、この先の成長期のラストスパートは栄養を整えてあげたいーー

そんなときに出会ったのが、分子栄養学の金子拓人先生でした。

YouTubeでの
”発達障害と栄養の真実”
”医者が子どもに飲ませたいサプリ”
など新しい切り口と今までの子育ての軌跡を大切にしてくれるような先生の優しさに引き込まれていました。

“食治”の本の中で心に残っている言葉。

心のどこかで“大丈夫かな”って不安を抱えながら、それでも食卓を整えようとしてきた。その姿こそ、一番の“やさしさ”です
自分を責め続けていた気持ちが、すーっとほどけていくようで涙が出ました。

「栄養でなんでもできる」ではなくて「栄養でできることをやらないのは勿体ない
後悔しないようにやれることはやりたいのが親心。

この本には、ゲームや動画の見すぎで子どもの健康を心配するお母さんの気持ちも書かれています。

ゲームや動画を「やめさせる」「制限する」ではなく、ゲームや動画で「どんな栄養が消耗されていて、なにを補ってあげたらいいのか」という視点で書かれています。
足りない栄養素を補うことで、ゲームや動画に頼らなくても満足できる心の“土台”を整える。

「あれはダメ」「こうしなさい」でなく消耗するものを補うという考え方に変わり、親としてできることが増えることで、ゲームをしてる時間を今までより優しく見守れる気がします。

もうすぐ11歳を迎える息子は、最近になって少しずつ手が離れてきているのを感じています。
そのうちお世話がいらなくなったり、話したり出かけたり、一緒に過ごす時間が減って淋しさを感じる日が来るかもしれない。
だけど”頑張りを栄養で後押しすること””忙しい生活の中で体を整えること”
影でこっそり応援していきたいなぁと思います。

言葉を一つ一つ丁寧に紡ぐ金子先生の言葉に自分の子育てを肯定できる一冊。
きっと「大丈夫だよ」と背中を押してくれる言葉に出会えるはずです。

「なんとなくの不調を、もう自分のせいにしなくていい」 なんとなくの不調は、”体質”のせいじゃない。 実は 栄養不足のサインかもしれない。