「抱っこしていい?」のひと言でもっと通じ合える。

可愛い赤ちゃんを見ると、つい触れたくなったり、「抱っこしていいですか?」とお母さんに聞いてしまうけど、YESかNOか決めるのは赤ちゃん自身です。

目を合わせて優しく声をかけたり、手のひらを赤ちゃんが見やすいところに出して待つと、
微笑んでくれたり、手を伸ばしてタッチしてくれたり。

まだ言葉では伝えられない赤ちゃんも、ゆっくり待ってると表情や仕草でサインをくれます。

はじめましてのとき、泣いてるとき。
抱っこしていい?

ご機嫌なとき、距離が縮まったとき。
抱っこするね!

手を広げたとき、抱っこして欲しそうなとき。
抱っこしようか?

いいよ!
抱っこしてほしいなぁ!

生まれてすぐにできる初めてのコミュニケーション。

丁寧に触れられて育つと、相手にも丁寧に触れることができる。
自分の体を大切にされた経験が、相手の体も大切にしていく。

成長したときも「手繋いでいい?」相手に聞いてから触れることができるように、赤ちゃんの頃からスキンシップを通して伝えていきたいことの一つです。

先日、シッティングに入った生後2ヶ月のお子さん。
自分の両手には気づいているけど、まだ見つけていない背中や肩、頭をタッチしてみました。

頭に触れると首を振ったり顔をしかめて、「違うよ」「それは好きじゃない」ことを教えてくれました。
肩と背中をサンドイッチするように包むと心地良さそうなお顔で、たくさんおしゃべりしていました。
「好き」を一生懸命伝えてくれる姿に愛おしい気持ちになりました。

忙しい子育ての中で「待つ」ってすごく難しいことだけど、ちょっと余裕のある時に赤ちゃんの声に耳を傾けてみてください。

今よりもっと、コミュニケーションが楽しくなるはずです。