息子のことからはじまった、私のベビーシッターという仕事

最終更新日:2026年5月7日

日々感じたことを綴りたいと思うことが増えて、新しく「ベビーポートルーム」というカテゴリーをつくりました。
この場所では、ベビーシッターとしての経験や想い、日々の気づきを言葉にしていけたらと思っています。

ベビーシッターを初めて頼むとき、不安ですよね。
「どんな人が来るんだろう」
「子どもと合うかな」
「家に入られるのが怖い」

だからこそ、このブログが少しでも「知ってもらうきっかけ」になったら嬉しいです。

はじまりは、息子のことでした

ベビーシッターをはじめたのは、2022年11月。
きっかけは、当時7歳の息子の病気でした。

ある日、突然わかった左眼の白内障。
手術は無事に終わりましたが、その後「弱視」が見つかり、メガネをかけても視力は0.2ほどしか見えていない状態。

医師からは、
「退院後は毎日2時間、左眼だけで見る練習をしてください」と伝えられました。

0.2の視力で過ごす訓練の時間は、
階段でつまずいたり、物にぶつかったりする可能性もあり、必ず家族がそばで見守ることが必要でした。

また、目や脳への負担を考えて、訓練は勉強とは別の時間に行う必要がありました。

学校から帰って寝るまでの約5時間の中で、毎日2時間の訓練は思っていた以上に大変で、
そんな生活は3年間続きました。

現在は、メガネをかけて視力は0.6まで回復し、
年齢的にこれ以上の回復は難しいと判断され、治療は終了しています。

当時、私は医療的ケアや支援が必要なお子さんが通う放課後デイサービスで働いていましたが、午後の勤務が難しくなり、新しい働き方を探すことに。

そんな中で出会ったのが、小学1年生の障害をもつお子さんの学校サポートや学校へ行かない日に自宅でのシッターのお仕事でした。

その経験をきっかけに、少しずつ自信がつき、マッチングサービスに登録。
ベビーシッターとしての一歩を踏み出しました。

不安の中でのスタート

障害や難病をもつお子さんとの関わりが中心だった私に、
健常のお子さんを見ることができるのだろうか。

息子の子育てはしてきたけれど、早産で小さく生まれ、発達もゆっくりだったため、
「一般的な子育て」がわからない…。
そんな戸惑いの中でのスタートでした。

3歳頃になると、気持ちを伝えてくれるお子さんが増えていくけど、赤ちゃんは違います。

保育士という肩書きから、子どものことは何でも知っていると思われることも多く、
発達、寝かしつけ、離乳食、遊び…さまざまな相談を受ける日々。

「これでいいのかな」
「ちゃんと伝わっているかな」

そんなふうに、自分に問いかけながら過ごしていました。

少しずつ見えてきたこと

保育士資格は独学で取得しましたが、実際の現場は学びの連続。
自信が持てず、申し訳ない気持ちになることもありました。

でも同時にひとつ気づいたことがあります。
健常のお子さんを育てているお母さんたちも、
毎日が悩みの連続なのだということ。

それまで私は、恥ずかしながら
「健康に生まれてきた子を育てるママは、悩みなんてないんだろうなぁ。」
と、漠然と思っていました。

けれど実際は、立場や状況が違うだけで、
みんなそれぞれに悩みながら子育てをしている。

そう思えたとき、同じママとして心の距離が近づいたような気がしました。

そこからの3年間は発達、離乳食、遊び、ねんね…。
気づけば学びに夢中になり、少しずつ積み重ねてきました。

・寝かしつけがうまくいかない
・そり返りが気になる
・ハイハイしない
・離乳食が進まない

小さなつまずきに寄り添いながら、早いうちから整えてあげたい。
そんな想いから、現在は、新生児〜2歳頃までのお子さまを専門としたベビーシッターとして活動しています。

いま、伝えたいこと

はじめての子育ては、本当に大変ですよね。
寝不足の中、産後の体も回復しないまま、毎日のお世話に追われる日々。

だからこそ、相談をいただいたときには、
これまでのお母さんとお子さんの頑張りを大切にしながら、
少しでも前に進むためのお手伝いができたらと思っています。

もちろん、ただ話を聞いてほしいという時間も、とても大切にしています。

子育ての中には、
「病院に行くほどではないけれど気になること」
「誰かに聞きたいけれど、誰に聞けばいいかわからないこと」
そんな小さな悩みが、次から次へと出てきますよね。

ベビーシッターとして、そして保育士として、お子さんを預かるだけでなく、
悩みにも寄り添いながら、ワンストップでお手伝いできる存在でありたいと思っています。

そして、私だけでは難しいことは、専門家へつなぐこと。
必要であれば受診をおすすめすること。

安心して頼っていただけるように、さまざまな専門職の方とのつながりも、大切にしています。

おわりに

この場所では、これからも日々の気づきや想いを綴っていきます。

どこかで誰かの心が、軽くなるような。
そんな場所になれたら嬉しいです。

息子のように、胎児発育不全での早産や低体重で生まれたお子さん、
病気を持って生まれてきたお子さんを育てているママへ。

そして、障害や医療ケアがあり、通院や入院が多かったり、外出が難しい中で、
「おうちでの時間を豊かにしてあげたい」
そんな想いを持つママへ。

少し先を歩んできた一人の母として、そしてベビーシッターとして、
その気持ちに寄り添いながら、お手伝いできることがあればと思っています。

どんな理由でも大丈夫です。

少しでも「聞いてみたい」と思うことがあれば、
どうぞ気軽に声をかけてくださいね。