泣いてもいい。頼ってもいい。ママの心がふっと軽くなる子育てのはなし

最終更新日:2025年11月17日

シッティングの中で、今でも胸の奥にあたたかく残っているエピソードがあります。

お伺いした初日、お母さんが話してくれた言葉。

ママのアイコン

この子は、いろんな人に育ててもらおうと思ってます。

その一言に、肩の力が少し抜けたように感じました。

出産後すぐのお仕事復帰に向けて、退院後は産後ケア施設で過ごし、
ご自宅に戻ってからの2ヶ月は、忙しくなるお仕事と育児が両立できるように、集中的にサポートさせていただきました。

私自身、息子を産んだばかりの頃は、

「お母さんだから頑張らないと。」
「子どもの前で泣いちゃいけない。」

そんな“母”という言葉の重さに、自分で自分を縛ってしまっていた時期がありました。

頼る相手がいないと思い込んで、
しんどくても誰にも言えなくて、
心の底で「もう消えてしまいたい…」とまで思ったこともあります。

限界のギリギリでやっとの思いで言えた「助けて…」の一言。
その声に気づいてくれた人たちが、思っていた以上に優しく手を伸ばしてくれました。

あの瞬間から、私の人生は明るい方へ動き始めた気がします。

だから私は思うのです。

しんどい時に「つらい」「助けて」と言って欲しい。

今は高齢出産も増え、親世代も高齢だったり、遠くに住んでいたり…。
家族に頼るのが難しい状況は、珍しいことではありません。

だからこそ。

子育ては、ひとりで抱えなくていい。
夫婦だけで頑張らなくていい。
“みんなで育てる”のが、これからの子育て。

そう思っています。

必要な時に、寄りかかれる存在でいられたらと思っています。