東京・世田谷区のベビーシッター
ベビーポートです。
シッティングの中で心に残っているエピソードを紹介します。
4歳のSちゃんを保育園にお迎えに行った帰り道、おしゃべりしながら楽しそうに歩いていたのに突然、家と逆方向に歩き始めたSちゃん。
「こっちだよ~!」と声を掛けると立ち止まって沈んだ表情に。

どうしたの?

・・・・。
何も言わずに背中をさすりながら待つ私。

おすなばいきたい。

今日は雨でお散歩行けなかったの?

うん。
だから公園のほうに歩き始めたんだ。と気がつきました。

今日は暗いから明日、晴れたら行けるかなぁ。
そう言いながら背中をさすり続けていると…。

おいかけっこしよ~!
Sちゃんから提案してくれて、小走りする私を追いかけて

タッチ〜!
まだ気持ちを言葉で上手く伝えることができなくても、真っ暗な時間に公園に寄り道できないことくらい分かっていたのかもしれない。
お散歩に行けなくて悲しかったことを伝えたくて、立ち止まってみたのかな。
大人だって悲しかったことや辛かったこと、ただただ話を聞いて欲しい時、たくさんありますよね。
子どもも自分の気持ちを受け止めてもらえる相手がいることは大切なこと。
だけど、お母さんは毎日、分刻みのタスクに追われて『待つ』ことも『共感』が大切なことが分かっていても出来ないのが現実。
子どもの気持ちを受け止める応援団は周りにたくさんいるから、お母さんはできない自分を責めなくても大丈夫!
心の余裕がある時にちょっとだけ思い出してみてください。