世田谷区のベビーシッター
ベビーポートです。
シッティングの中で心に残っているエピソードを紹介します。
1歳を過ぎた頃からお子さんの発達が気になっていたお母さん、
保育園の入園で約2年間の定期的なサポートが終わる頃のことでした。

両親や友達に”大丈夫”って言われる中で、みかこ先生だけは”つらいですよね”って言ってくれて救われたんです。
私はその時のことを覚えていなかったけど、きっとその言葉を伝えたのは息子が小さい頃の子育てからでした。
「様子を見ましょう。」
「ゆっくりで大丈夫ですよ。」
発達や発育で悩んだ時によく言われるフレーズ。
悩みの沼にハマっていると『大丈夫』の効力なんてゼロに近くて、結局モヤモヤしたままの毎日。
そんな経験ありませんか?
息子は1214gの小さな体で生まれて、ハンデがあるのは分かっていたのに、周りの子に追いつきたくて見えない未来に必死でした。
だけど、「様子を見ましょう!」「大丈夫!」と言われたら手立てがない気がして、ただただ時が過ぎるのを待つ日々。

飲まない食べない…
いっそのこと鼻からチューブ入れて栄養を取りたい。
歩くのも言葉もゆっくり…
障害の診断が下りてくれたら、療育に通えるのに。
小さい頃の成長は一瞬って言うけど、月単位でも変わらない成長は出口のないトンネルにいるようでした。
成長して結果オーライだったことも、大丈夫ではなかったこともあります。
だから軽い気持ちで『大丈夫』と言いたくないなと日頃から思っています。
やってみて上手くいかないこともあるし、頑張っても変わらないこともある。
だけど、
「この方法はどうですか?」
「これ良さそうです!」
お母さんと作戦会議しながらやってみるほうが、何もせず待っているより少しでも前に進めています。
そして、解決することだけがゴールじゃなくて、一人で抱え込まずに話せる人がいる。
そんな安心感も大切にしていきたいです。