子どもと一緒に楽しむお裾分けの幸せ──ベビーシッターの心に残る日常

最終更新日:2025年11月17日

世田谷区の赤ちゃん専門ベビーシッター・発達サポートのBaby port(ベビーポート)です。

シッティングの中で心に残っているエピソードをご紹介します。

「畑で取れたからもらって~!」
「食べきれないから食べて~!」

令和の時代、こんなやり取りが日常にある地域はどれくらいあるでしょう。

東京で生まれ育った私は、子どもの頃は畑はなかったけれど、祖父母と一緒に暮らしていたので、近所のおばさんの家に遊びに行ったり、ご近所さんが遊びに来たりと、程よい近所付き合いがありました。

結婚して家を出てからは、隣に誰が住んでいるかもわからないマンションでの暮らしに、少し寂しさを感じることもありました。

でも、ベビーシッターとしてご家庭を訪れるようになって、思わぬところで「お裾分け文化」に触れる機会が増えました。

ママ1

実家から送ってきたからどうぞ!

ママ2

ふるさと納税で届きすぎちゃって~!

ママ3

旅行のお土産です!

新鮮なお野菜や果物、話題のお店の銘菓、初めて口にする食べ物…。
子どもと一緒にいただくと、特別感が増して、普段自分で買うよりも美味しく感じるから不思議です。

子育て中は、新しいお店に足を運ぶ時間も少なくなり、行列ができる話題のお店からも遠ざかりがち。
そんな中、いただきものを通して、新しい味や発見を楽しめるのがとても嬉しい瞬間です。

さらに、いただいたものを他のご家庭にちょっとお裾分けしたり、「美味しかったね!」と笑顔で共有する時間も幸せのひとつ。
何をお返ししようかと相手のことを思いながら考える時間も、じんわり温かい気持ちになります。

小さな“お裾分け”が、子どもや家族の笑顔につながる。
そんな日常の温かさを感じる瞬間が、私にとっても宝物のような時間です。

最近のエピソード

帰り際にお父さんが「みかんどうぞ🍊」と。
あれ?みかんにしては大きくて皮が厚め。
「みかんですか?」と聞くと
「みかんです☺️」と。

同梱されてたチラシ見たら、はっさく!
お母さんと3人で笑い合うひととき
食べながらその日のことを思い出すのも楽しい時間です。