最終更新日:2025年12月19日
世田谷区の赤ちゃん専門ベビーシッター・発達サポートの
Baby port(ベビーポート)です。
子育て中のお母さんにぜひ読んでいただきたい一冊をご紹介します。
書籍情報
書籍タイトル: 医師が教える 赤ちゃんのまぁるい頭の育て方
著者: 片桐彰久・長野伸彦
出版社: 現代書林

「赤ちゃんの頭の形って、どこまで気にしたらいいんだろう?」
「ヘルメット治療って、本当に必要なの?」
正解が一つじゃないからこそ、不安になりやすいテーマですよね。
病気ではないけれど、気になり始めると頭から離れない…。
そんなママの気持ちに、やさしく寄り添ってくれる一冊に出会いました。
『医師が教える 赤ちゃんのまぁるい頭』
この本を読んで感じたことを、体験談も交えながらお伝えします。
最近よく見かけるヘルメット治療
私の住んでいる世田谷エリアでも、ヘルメット治療中の赤ちゃんを1日1〜2名は見かけるようになりました。ベビーシッター先のお子さまの中にも治療をしている子がいたり、頭の形外来を併設している小児科が増えてきたり。
それだけ、赤ちゃんの頭の形に悩んでいるママが増えているということですよね。
「2人に1人が歪んでいる」と聞いて
この本を読んでまず驚いたのが、「生後1ヶ月の赤ちゃんの2人に1人は頭の歪みがある」という事実でした。
仰向け寝が推奨され、SIDS(乳幼児突然死症候群)は減っている一方で、頭の形に悩む赤ちゃんは増えている。命を守る大切な取り組みの裏側で、こんな現状があることを知り、とても複雑な気持ちになりました。
頭の形は、見た目だけの問題じゃない
ヘルメット治療を考えるきっかけは、どうしても”目に見える頭の形”になりがちです。
ですがこの本では、成長してから起こりうる“機能的な影響”にも目を向けています。
・メガネやヘッドホンをつけた時、左右の耳の位置が合わない
・斜視や不同視など、見え方への影響
・歯並び
・頭痛
赤ちゃんの頃よりも、成長してからの影響の方が大きいかもしれないと思うと、
「今、少し気にかけてあげたいな」と思いますよね。
枕のせい?遺伝?それだけじゃない気がして
先日、「枕なしを信じたのに…赤ちゃんの頭がぺっちゃんこ」というネットニュースを目にしました。
コメント欄には、「遺伝」「帝王切開だから」「吸引分娩だったから」といった声や、「枕を使っていたからきれい」「使わなかったから絶壁」「抱っこが多かったから形が良い」など、さまざまな意見が並んでいました。
でも、頭の形が歪む原因は、きっと一つではありません。
枕を使う・使わない、という二択ではなく、起きている時間をどう過ごすか、いつもの抱っこやねんね、遊びの中でできることはないか。
そんな視点が大切だと、この本を読んで感じました。
ママの頑張りだけにしないために
とはいえ、起きている間ずっと抱っこするのは本当に大変。
抱っこじゃないと落ち着かない赤ちゃん、眠りが浅くてすぐ起きてしまう子…。
産後はママ自身の体の回復も必要で、頭の形まで気にする余裕がないのも当たり前です。
抱っこの時に頭の向きを左右変えたり、タミータイム(うつぶせ遊び)が勧められていますが、知っていてもできない日がある。それが現実ですよね。
だからこそ、頭の形が気になり始めた時期や、2人目以降で関わる時間が限られる場合には、ヘルメット治療を「選択肢のひとつ」として知っておくことも安心につながるのではないでしょうか。
決して無理に選ぶものではなく、どんな方法があるのかを知ったうえで、ご家族の生活に合った選択ができることが大切だと感じています。
「できること」がある時期に、知ってほしい
治療の効果が期待できるスタート時期は生後4〜6ヶ月ですが、生まれてから生後3ヶ月までおうちで「できるケア」も書かれています。
それはママだけでなく、医療者や支援者も知っておくべき内容だと思います。
生まれた病院や1ヶ月健診の場で、もう少し気軽に相談できるサポートがあれば、ママの不安はきっと今より少し減るのではないでしょうか。
私自身も、ベビーシッターとしての関わりや、新生児から首すわり前までを対象としたタッチファーストの講座の中で、頭の形のことにも触れながら、悩んでいるご家族にこの本を紹介していけたらと思っています。
都内という立地もあり、本書を書かれた先生をご紹介できる環境があることも、大きな安心材料です。
こうして、情報だけでなく、人と人とをつなぐ“橋渡し”ができる場所が増えていくことは、とても嬉しい出会いだと感じています。
私自身も、悩んでいた一人でした
私も、我が子の頭の形が気になっていた一人です。
息子は早産で小さく生まれ、生後1ヶ月はNICU、その後1ヶ月はGCUで過ごしました。保育器の中では呼吸を優先してうつ伏せ、コットに移ってからは仰向けで過ごす日々。
退院する頃には、後頭部の絶壁や左右差、頭の長さが気になりました。
10年前に出産した頃は、ヘルメット治療があることも知りませんでした。
退院前に「天使の寝床」を準備し、退院後すぐに、まるまる育児の先生に自宅へ来ていただき、おくるみで包み、寝る姿勢を少しずつ変えながら、丸い抱っこを続ける日々。
その積み重ねの中で、気になっていた頭の形は少しずつ整っていきました。
命を守ることが最優先。
その上で、できることがあると知っているだけで心の余裕は変わります。
この本がそっと寄り添ってくれる理由
本の中で紹介されている、先生のこの言葉がとても印象的でした。
「赤ちゃんの頭がまぁるくなっていくのが、うれしいな」
「この時期にしかできないヘルメット治療ができてよかったな」
という、ハッピーな気持ちで診察を受けていただけるよう、全力で取り組んでいます。
病気ではないけれど、先が見えない不安。
赤ちゃんは苦しくないかな、肌は大丈夫かな…。
そんな小さな不安に丁寧に伴走してくれる医師がいることは、ママにとってとても心強いと思います。
どんな選択をしてもいい。でも「なんとなく気になるな」と思った時に、そっと手に取れる一冊。
少し専門的でありながら、心にすっと染み込んでくる、やさしい本でした。
「なんとなく気になるな」その気持ちのまま、手に取ってほしい一冊です。
知ることで、心が軽くなる本だと思います。
本の詳しい内容はこちらからご覧いただけます🌿
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