最終更新日:2025年11月17日
世田谷区の赤ちゃん専門ベビーシッター・発達サポートのBaby port(ベビーポート)です。
シッティングの中で心に残っているエピソードを紹介します。
おでかけひろばや公園でよくある光景です。
いやだって言ってるよ!
貸してあげて
つい、揉める前に大人が間に入ってしまうこと、ありますよね。
相手の子にケガをさせてしまったら、嫌な思いをさせてしまったら…
そんなふうに思ってしまう気持ち、よく分かります。
兄弟や姉妹のシッティングでは、おもちゃの取り合いになったり、お姉ちゃんやお兄ちゃんの持っているものが欲しくて引っ張り合いになったり、追いかけっこやケンカになることもあります。
そんな時、私は危険がない限り、なるべく見守るようにしています。
「言われてどう思ったのかな?」
「取られてどんな気持ちになったのかな?」
「泣いちゃった相手の姿を見てどうするのかな?」
「悔しいな、嫌だな、どうしたらよかったのかな?」
子どもたちがそんな気持ちを感じることも、成長に必要な大切な時間だと思うからです。
もちろん、「〇〇ちゃんに取られた!たたかれた!」と助けを求められることもあります。
そんな時は、「どうしたらいいか、二人で相談してみよう」と伝えると、子どもたちは一生懸命考えます。
じゃんけんしたり、20数えたら順番を交代したり、自分たちで解決しようとする姿はとても頼もしいものです。
大人がどちらかの味方になるのではなく、間に入ってそっと見守る。
私ももしお母さんだったら、毎日毎回、冷静に対応するのはなかなか難しいと思います。
でも、少し離れた立場だからこそできることもあるのかな、と思います。
日常のほんの一コマでも、子どもたちが自分で考える時間を持てること。
その瞬間をそばで見守れるのは、ベビーシッターとしての幸せな時間のひとつです。

